暑い日が続いていますが
いかがお過ごしでしょうか?

いよいよ夏のコンクールシーズンが
近づいてきましたね。

この季節になると
小学生の頃に毎年参加していた
某コンクールを思い出します。

自信を持って演奏できるように
先生が選んでくださった課題曲を
片手ずつ、両手で、
ゆっくり、中くらい、やや早い、本番のテンポで…
何度も何度も練習していました。

普段は先生に
週1回1時間見ていただいてました。
レッスンはテープに録音することもあり、
その日のうちに注意された点を
ていねいにおさらいしていましたね。
コンクール近くになると
週2回、間近は2日おきに通っていました。
また当日の朝も先生のアドバイスを頂いてから
会場に向かってました。

音楽が専門の母ではなかった為
きっとたくさんレッスンをして頂ければ
改善点、注意すべきところを
そのつどリマインドされる…
と思ったのでしょう。

今は指導する側になりましたが、
お子様達が安心して、
自信を持って演奏できるように
曲想や演奏のアドバイスはもちろんですが
それ以上に大切な毎日の練習の仕方…
自分の演奏のどこを改善したら良くなるか…
演奏中にどう耳を使い判断するか…などなど
お伝えしています。
ショパンの言葉「最高の先生は、自分の耳だ。自分の耳が許さない音を弾いてはならない」とあるように…
自分の音や演奏をジャッジできるようになることは
練習しなければならないところを知るためにも
演奏する会場に合わせて最終調整するためにも
とても大切なことです。

前日や当日に生徒さんを見るときは
あまり注意はしないようにしています。
先生の言ったことを良く聞き過ぎてしまい
言われたことを気にし過ぎて
自由に表現できなくなってしまったりと
かえって逆効果になってしまう時があります。
今まで一緒に練習してきたことのおさらい、
本番まで残された時間どんな練習をしたら良いか、
リラックスして臨めるようにすることが
先生の役目かなと思います。